「島」にこだわるMTGブログ

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イクサランの相克 ドラフトまとめ

賞味期限切れの記事

 

MTG用のブログを用意していたことを忘れていました。

Twitterはメモにはいいですがたまには蓄積したものを文章にしないとダメですね。

 

イクサラン(無印)発売に伴うスタン落ち以降、大好きだった《呪文捕らえ》の影を追って自分も下環境に落ちていくことになりました。

《霊気池の驚異》禁止直前のPPTQを最期に、スタンの相棒【エスパー機体】とお別れし、モダンでバントカラーの【カウンターカンパニー】を組みました。最近はジェイスの解禁に伴って憧れだった【ジェスカイ】を。モダンのデッキについてはまたしっかり記事を書きたいですね。

当面はモダンで遊び続けるかな~と考えていましたが、モダンはスタンと異なり長期的スパンで楽しめることが大きなメリット。その分寄り道もしたくなります。誘い誘われの友人にも恵まれ、ドラフトをやる機会が増えていきました。

 

本題。

イクサランの相克発売以降、2か月で13回ほどドラフトをすることができました。各回のデッキと、学んだことを書いていこうと思います。ドミナリア環境以降も何かの足しになれば幸いです。

 

戦績は以下の通り

3-0 5回

2-1 3回

1-2 4回

 

 

①赤黒 3-0 身内4ドラ  

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初回は4ドラの割に強いカードが集まった赤黒に。

1-1 《サディストの空渡り》から周りが黒をやっていなかったためプールの除去をすべて集めた形に。ロードも来たのでさすがにパワーの差が開きました。

イクサランの4/4/3コントロール奪取持ちの海賊は想像以上に強く、疑似的な除去として使えるためクロックの速度が半端じゃなく、これ1枚で決着となりました。

 

②白黒吸血鬼 3-0 8ドラ

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1-1は《束縛の司教》。除去枠として白いカードをタッチするのはいいぞと何かに載っていたので、少なくともデッキに入れられるだろうとチョイス。その後も上手が赤青、下手が緑青であったこともあり綺麗に白黒のカードが流れてきました。 

たしか2-1は《黄金の死》を取り、2戦目の緑青マーフォーク戦、3戦目の赤青海賊戦で大活躍。白黒自体は決して早いデッキではなく、飛行を止めるカードも多くないので、全除去は点数をあげてピックすべきかなと感じました。

マーフォーク戦では除去の無い手札で相手のダメージ探検くんが止まらず負けそうでしたが、チューターから《束縛の司教》を持ってきて追放し、それが決勝点に。このときからチューターの魅力に憑りつかれて行きます。。。

 

 

③青黒海賊 1-2 人数は忘れたf:id:trapstun:20180317115940j:plain

1-1は《凶兆艦隊の毒殺者》。青黒が遅いデッキであることをこの時はまだ分かっておらず、無駄に前のめりな構築に。結果緑のデカブツデッキに2回当たり地上が止まって負け。2,3枚《尖塔這い》や5/3/2呪禁飛行を取っていれば全然違っていたと思います。

このとき必要性があるかは覚えてませんが、もう1色くらいタッチできそうですね。

 

 

④赤緑 1-1 相克3パックの4ドラf:id:trapstun:20180317115747j:plain

1-1ガルタだったのでまあ一度くらいモンスターデッキをやってみようかと組んだ赤緑。

赤は卓一人でしたが《砲撃》がプールになく、仕方なく白除去を取って赤緑t白の形に。土地枚数も適当だったため色事故を起こし早いデッキにさくっと負けました。

速攻装備品を2枚取れていますがサイズ負けしないからいいかとメイン投入していないのが失敗で、せっかく出した恐竜を返しに《刺殺》されるなど、速攻の大事さを知ることになりました。

 

 

⑤ザカマデッキ 1-2 8ドラ

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写真にはいませんがザカマデッキです。(1-1ピック)

デッキ自体はそこまで悪くなかったですが、2/1海賊の返しに全体1点火力を打たなかったらハダーナを貼られて除去できないまま負けたり、マーフォークチューターがロードを持ってきた返しにチューターに《光明の戒め》をなぜか打たずにサイズがすごいことになってライフレース負けたりなど、選択ミスを大きく咎められる2連敗となりました。他にも3/3で殴られたとき、恐竜を(2)軽くする子でブロックしてしまいバットリで除去、残していればザカマ出たのに。。というゲームもありました。

長期的なゲーム目線を持ちましょう。

 

 

⑥青白 2-1 身内4ドラ

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1-1は《法をもたらす者、アゾール》。青白はやったことなかったため喜んでピック。

アゾールはボムの割に6マナとかなり軽く、一度しか引かなかったもののそのゲームではしっかり出て勝負を決めました。他の試合はほとんど《海底の神託者》とアンブロマーフォークの組み合わせで勝利。軽量マーフォークがもう1,2枚あれば3-0も狙えるデッキになったかと思います。マーフォークにアンブロを付与するエンチャントを無駄に2枚ピックしましたが、1枚あれば充分そうです。

負け試合は白黒が出してきた昇殿馬に対し、既にこちらにはアンブロでクロックが十分たのでもっとボムのために除去取っておこうとガメたらライフリンクのエンチャントで6点ゲインされてダメージが足りなくなりました。《尖塔這い》に速攻装備をつけ忘れて殴らなかったこともあったので、やはりミスで勝ちを落とすことが多いですね。

 

 

⑦赤白 1-2 8ドラ

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ついにフェニックスを引いて3-0ーー!のはずが構築、土地数ともに失敗し散々な結果に。

赤9白6未開地1にしていたら白が出ず手札の3/2/3を2枚抱えたまま負ける試合が2回。また、軽さは正義の考えで2マナをピックしまくっていたら中盤以降に弱いガタガタなマナカーブに。よく回っていた5/2/5恐竜をピックしてもよかったかもしれません。

昇殿+2を2枚も入れたものの一度も昇殿せず活かせていません。これだけ2マナで攻めていくなら全体除去よりもっと効果的なバットリをピックすれば止まらず押し込めるはず、とのアドバイスももらいました。

1-2の吸血鬼チューターをはじめ、サディスト、赤青ランドなどそこそこ良いパックで悩んでピックしたものの使わなかったカードが多かったのも反省点。

何にせよ、ボムだけでは勝てない、組もうとしているデッキにほしいカードは何かを知りながらピックせねば・・・という初歩的ながら極めて重要な点を思い知る回となりました。(この次の回から2マナ域の枚数をしっかり数えながらピックするようになりました。)

 

 

⑧青黒t赤 3-0 11ドラ

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前回の反省をしっかり活かして綺麗に組めた回避ビート。3-0した瞬間は飛び上がるくらい嬉しかったですね。

1-1は海賊チューターと悩んだものの自分の中で異様に点数の高い《渇望の時》に。1-2も《渇望の時》でした。結果論ではありますがチューターを取っていたらかなり強いデッキになったでしょうか。(反省点として、除去は強いとはいってもコモンだし流れてくる可能性もあるため、1-1は海賊チューターでよかったのではというアドバイスをもらいました。)

3色のため事故が気になりましたが、2マナ域は黒に集中させ赤要素は後半引いても強い2枚のみに。2/1威迫海賊を捨て、0/4壁にしたことが一番のポイントだったと思います。色事故は一度もせず。

ゲームとしては2戦目の卓一青緑マーフォークがかなり強くさくっと一本取られましたが、持っている除去をすべて入れて2ターン目からひたすら1:1交換を繰り返すゲーム展開にし、なんとか息切れさせて勝利。 

 

 

⑨赤黒 2-1 4ドラ

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4ドラらしいパワーの低いデッキに。1-1は《凶兆艦隊の毒殺者》(よく引く)。1-2が弱いパックで3/2/2のダメージ軽減する白ダブシンの人間。1-3が《光明の戒め》でこれは白黒かなと思っていたら赤が大量に流れてきて赤黒に。

除去が全然なかったため見かけた飛行すべてピック。想定通り地上はすぐ止まり、飛行で押し込むゲームが多かったです。

赤黒ということで1マナ海賊の点数を高めにピックしましたが、ロードがいないと所詮2/1や2/2に過ぎないので後半弱く、チューターでライフ削ってなんとか仕事した感じでした。1/1/1速攻がなぜか好きなんですがあまり強いカードではありませんね。

収穫として、海賊チューター→宝物海賊→タッチカラーの流れは結構使いやすかったので覚えておこうと思います。

 

 

⑩赤青 3-0 6ドラ

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1-1がフェニックスながら赤の肉があまり流れてこず青を中心にピック(上手が赤をやっていました)。2-1がエルダー恐竜か青のドローエンチャントかで悩みましたがその時点で2マナ域を全然拾えていなかったこともあり大人しくエルダー恐竜に。その後はひたすら2マナ域の点数をあげて集めきりました。さすがにレアが強く3-0に。

 

 

⑪白黒吸血鬼 2-1 8ドラ

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1-1で2つ上が青緑のハダーナを取り、それならと吸血鬼チューターをピック。1-2は海賊ロードを見ながらも確実に使えそうな渇望の時を選択、1-3は青ドローエンチャントを見ながらサディスト。

その後白の流れの悪さを感じつつも、青緑には行けないしとやや決め打ち気味に白黒吸血鬼へ。3-1で伝説レアも取れたため結果悪くないデッキになったものの、青緑マーフォークに一手差で負け。呪禁トークン風と共にはずるい。

とはいえそのマーフォーク戦では1戦目勝ち、2戦目後手にて2マナの肉2枚、4マナ肉、土地4でキープというぬるい判断をしたらアンブロが止まらずすっかり咎められた形に。白黒はやはりロードか全体除去がないと押され負けする印象です。

 

 

⑫白黒吸血鬼 4-0 5ドラ

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 お前はそんなに白黒が好きかと言われそうですがまたしても上手が青緑のハダーナで自分の1-1は青ドローエンチャとの二択で《貪欲なチュパカブラ》をピック。その後青の除去や《弱者狩り》が流れていたり白黒が弱かったりで少し混乱してカラフルなピックをしながらも、明らかに吸血鬼パーツは流れており2-1でロードが出て決定。欲しいカードが2枚あるパックでは戻ってきそうな方を流して無事戻ってくるなど協調できた印象です。

しかしやや肉を取りすぎで除去がしづらく、ライフレースがギリギリに。バットリの点数を上げるべきでした。

 

 

⑬赤黒 1-2 4ドラ

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1-1が弱くとりあえず青黒海賊をピック、除去がガンガン流れてきたため青黒t赤と赤黒のどちらにも行けるように取っていたら3-1が0/5海賊でそこそこやりそうな海賊に。しかし《もぎ取り刃》を取らなかったのが致命的で、まったく昇殿しない形に。

遅めの青緑には快勝でしたが赤白のアグロに押され負け、青白相手も上が止まらず微妙な結果に終わりました。

 

 

総評

他の環境に通じるものなのか分かりませんが、とにかく軽いクソビートが成立しやすいと感じました。遅いデッキ(=ボムがいる)の場合には、単除去だけでは不十分で地上をしっかり止める壁と、できれば全除去も必要ですね。白黒吸血鬼ほどのシナジーデッキでさえ青緑マーフォークに押し込まれたことが何度もありました。

ドミナリア以降も活かせそうな点としては、まずはカードを一通り覚えること。先日初めてドミナリアドラフトをやりましたが、ピック中にテキストなんて読んでいたら碌なピックができません。名前よりも絵で覚えるのがプレイも早くなっていいかなと思います。

次に除去とコンバットトリックの種類、色、マナコストを覚えること。これはまとめているブログなんかもあるのですぐ覚えられました。相克で言えば白1マナ立っていたら+2修正の可能性がありました。同様に黒1マナなら自分を+1相手を-1する《卑怯な行為》があるため都合+2修正。一方で青1マナだと《潜水》+0/+4呪禁付与しかありません。これはブラフとしても有効で、たとえ手札に無い場合でも白か青かどっちかの土地が余る場面では肉同士の盤面では白を立て、自分のレアが立っていて除去が困る場合には青を立てるといった工夫ができます。相手にそれをされてビビって殴れないのは少し違うと思いますが自分がやる分には何の損もないのでクセを付けたいと思います。手札を見ながらノータイムで白を立てればそれっぽく見えるかもしれません(?)

この点は多少環境に左右されると思いますが、2マナ域の枚数を数えること。相克では前述の通りクソビートが多いため後手で2マナを出せないのは致命的ですが、かといって取りすぎると後半失速することを学びました。

枚数を数えることと連動するのですが、必要なパーツを意識して点数付けすること。例えば2マナ域を取りすぎてしまった場合には、テンポ損する単除去よりも軽いコンバットトリックを優先すれば相手の壁を壊しつつ押し込めるゲームを狙えます。一方で序盤ピックでボムレアと除去一通り取れた場合には、負け筋がクソビートにやられることなのでとにかく2マナ域の点数を上げてピックしていきます。

 

ドラフトというフォーマットに関しては、はじめはもっと運要素が強いのかと思っていましたが環境や戦略性が明確に存在し、少しずつうまくなっていく感覚もつかめるので非常にオススメです。何より手ぶらで仕事帰りに行ける!素晴らしい!!スリーブとダイスだけ持ち歩いておきましょう^_^笑

今回はこのあたりで。ありがとうございました。